「200年住宅ビジョン」の実現に向け検討を続けてきた住宅調査会に設置されている住宅流通システム小委員会は11日、同小委報告案を取りまとめた。 同報告案では、「200年住宅」を循環利用していくには良質な既存住宅が適正に評価され、取引される流通市場の整備が不可欠とし、既存住宅の売主と買主に対し取引価格などの情報が的確に提供される仕組みの充実を図ることや、高齢者から子育て世代への戸立て住宅の賃貸を容易にしてライフステージに応じた住替え支援をしていく—などの政策を盛り込んでいる。同報告案はこの日の会議で大筋了承され、最終的な取りまとめについては宮澤洋一小委員長に一任された。 超長期住宅システム小委員会、住宅金融システム小委員会に続くもので、「200年住宅」に関する全小委員会の報告案が出揃った。 住宅調査会は今後、3つの小委員会からの報告案をもとに、同調査会としての提言を取りまとめる。
活動報告

2007-05-11
“200年住宅”ビジョン~住宅流通システム小委員会報告